弁護士由井照彦のブログ

法律の視点からの社会・事件やリーガルリサーチについて

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身代わり犯人を頼むのも引き受けるのもマイナスしかない

犯人の知人や家族が本人の身代わりに自首する、という事件は交通事故を中心にしばしば見られます。その際に適用されるのが、記事にもある「犯人隠避罪」という罪です。 これは、 刑法103条「罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を蔵…

リーガルリサーチについて経歴の自白

リーガルリサーチについて、ちまちまと書いていこうと思っています。 ブログ主である由井は弁護士になる前、第一法規株式会社に勤めていたことがあり、判例体系の編集やそのWeb商品である「D1-Law.com」編集に携わっていました(但し、下っ端)。 同社退職後にロ…

「法律は条文文言が決定的に大事」−蓮舫氏二重国籍問題を題材に

蓮舫氏の二重国籍問題についての議論の前提としての法律の規定について、国籍法と別の観点から説明します。ここで説明したいのは蓮舫氏の二重国籍の問題性ではなく、「法律は条文文言が決定的に大事」という法解釈の基本的スタンスについてです。 蓮舫氏が台…

国籍を選択する・離脱するとはどういうことか。

政治的立場と絡めて色々と議論がありますが、前提となる法律の規定を見ておくと、まず、国籍法2条「子は、次の場合には、日本国民とする。一 出生の時に父又は母が日本国民であるとき。(略)」であり、親が日本国民であれば、子は日本国籍を取得します。 …

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